アルピナ購入後のお話(1999年1〜12月)


1998年12月24日、名義変更完了。ぼくとB3−3.0の新生活が始まリました。
でも、だんだんと状況は?な方向に・・・

1999年1月 1999年2月 1999年3月 1999年4月 1999年5月 1999年6月
1999年7月 1999年8月 1999年9月 1999年10月 1999年11月 1999年12月


12月:納車だ・旅行だ・ドライブだ
車の素性を知るために、大晦日〜元旦に一泊で京都までドライブに。
長距離なので、前の車についていたCDチェンジャーを急遽移殖。
センターコンソールとリアシートを外してコードを通す。ついでにインパネを外して
レーダーも移殖。シガーソケットはキーを抜いても切れないので
オーディオ側から電源を取ることに。
ちょっと早起きして東名阪と国道1号、阪神高速を使ってまずは明石海峡大橋へ。

雲が多く、雨もちょっと降るような天気でしたが、
タイヤのノイズが少々気になる以外は、ほぼ満足。
さすがアルピナ、高速走行時の運転の楽なこと楽なこと。
夕方、京都東急へチェックイン。駅ビルではカウントダウンのイベント。
元旦は北野天満宮へ初詣。「今の仕事がもう少し楽になりますように」と、むなしい祈願。


1月:まずはやっぱりマイクロロン
前に乗ってた車の時、マイクロロン処理がエンジンノイズや燃費に効果があったため、
アルピナでも実施することにしました。
1月27日、ガレージえちごやさんでエンジン、A/T、エアコン(コンプレッサ)に
マイクロロン処理を実施。
エンジンとエアコンは簡単でしたが、問題はA/Tでした。
ZF製の5速ATは、給油口周りが狭く、グリスガンでオイルを注入。
さらにレベルゲージがないので、液面を指で確認と言うとんでもない
構造だったので、随分大変だったようです。
ちなみにお値段は、モチュールのオイル代込みを考えると格安でした。
(それなりの値段ですけどね)

その他:カーショップで「バイオエッグ」なるものを発見。
試しに入れてみましたが、効果は「?」
装着後の燃費は、市街地平均9.0km/l、高速では12km/l程度なので、
「あんまりかわらないなぁ(5%しか効果なし)」と言うのが正直な感想です。

  2月:あれ?足がヘン。この音何?
前述のえちごやさんは、シャシー・エンジン他、あらゆる分野において、ユーザに対し
技術的なことを詳しく、わかりやすく教えてくれます。
たとえばリザーバタンクの膨らみの話や、触媒交換の話など、ディーラで聞いても
不透明だった今後のメンテの話(工賃・単価も含めて)など、気になる情報は
何でも教えてくれます。
ほかにも、前回マイクロロン処理でお邪魔したとき、「ちょっとそこらを一周」しただけで
後足のトラブルを発見。(実はホイールの真円が狂っていた→後日ディーラーでクレーム交換)
また、ドライブシャフトに干渉していた遮熱板も応急処置(後日ディーラーで再溶接)
していただき、感謝感謝。

しかし、ディーラの認定中古車なのに、納車後たった1ヶ月でこれだけ不具合が出ること自体、
すごーく問題があるような気がします。(真円狂ったホイールで納車なんて前代未聞なのでは?)
もしお金けちって並行物を買ってたらと思うと、ぞっとしますね。

その後、マフラーのブラケットが溶接部から断裂してガタガタ音が出たり(ディーラで再溶接済)、
ショックアブソーバ付近からカチャカチャと何かが緩んで跳ねてる音がしたり・・・
(これは3回ディーラに持ちこんだのに、いまだに直らず)
原因のわからない異音って、気になりますよね。早く直してよ!ユニクラオートさん!!

3月:サーキットだ・YZだ・走行会に参加だ!
やっぱりいい車を手に入れると、ポテンシャルを知りたいですよね。
手軽に合法的に走るなら、やはりサーキットです。
マイクロロン処理の慣らしも終わり、とりあえず前だけタワーバーを装着して準備完了。

3月1日、有休をとってYZへ。
サーキット走行は初めてなので、まずはインストラクターの人にドライブしてもらい、
ライン取り等をアドバイスしてもらいました。
そしてぼくのドライブでいざコースへ・・・


はっきり言って怖かったです。リアの挙動が不安定で、(タイヤの問題もあったけど)
えちごやさんが言ってたリア周りのワンテンポ遅れの現象が、タイトコーナ出口の
立ち上がりで露呈してしまい、出口でカウンターを当ててないと出られない
という状態。これは何とかせねば、そう思った一日でした。


4月:思い切ってリアのタワーバーも購入!
アルピナのような車を買うと、あとでいじれるところはほとんどないように見えますが、
案外そうでもないんです。
外観はそのままでも、タワーバーや足回り、吸気系なんかは結構いじる余地があります。
そこでまず簡単な、リアタワーバーの装着に挑戦しました。
リアスピーカとトランクの内張りを外し、バーを通す穴を加工すればOK、と思いきや・・・
組 め な い !
シュニッツァー製は工作精度(設計?)が悪く、かなり強引な組付けをしないと不可能です。


5月:MDデッキに交換。フットレストも購入
純正で付いてたソニーのチェンジャーコントロールデッキは、当初から調子が悪く、
セットしておいたFMの設定や時刻がクリアされたり、カセットが出てこなく
なったりしたため、思い切ってMD デッキに替えました。
作業は実に簡単で、たった5分で完了。こういうDIYのしやすいところは
いかにもドイツ車って感じですね。

フットレストはOMPかツェンダーで迷ったあげくツェンダーに。ただ、このあたりから
再び仕事が忙しくなり、フットレストの装着はお盆までお預けとなりました。


6月:リアタイアを交換。これでスピンともおさらばさっ!
梅雨の季節。仕事が急に忙しくなり、有休予定も直前でキャンセル。
当然、前払いの旅行代金は返ってきません。
こうなったのは、旅行に対する気合の入れ方が足りないからと判断したぼくは、
旅行のターゲットを7月2日に決め、準備を開始しました。
でも、仕事は相変わらず忙しいので、朝2時に出発する「日帰り三浦半島めぐりコース」、
通称「聖地巡礼:プレ寝正月からヨコスカ巡航・イッキ体験ツアー」で計画。
まずはスリップサインまで0.5mmしかないリアタイヤを交換。
本来はミシュランMXX3、265/35-17を装着したいのですが、
なぜかメーカー在庫が半年以上もないままなので、やむなく国産タイヤ(石橋S-01)で代用。
しかもサイズも一回り小さい40タイヤ。
でも、装着した感じは結構よく、音・グリップも問題なし。
(実はタイヤを替えた翌日がすごい大雨で、新品のタイヤでなかったら事故ってたかも・・・)
あと、旅行にパソコンとデジカメ(これもこの旅のために買った)を持って行くため、
車載用インバータを購入。
これで準備はOK!(ちなみにこの月のカード請求額は、たいへんスリリングな金額でした)


7月:旅行はほぼ満足。でも仕事がきつい・・・
7月2日の旅行は午後の雨以外は大満足。たっぷりと景色を堪能してきました。
でも、今月は演奏会が2件あり、土日は全部休みなし。
おまけに仕事のほうも何だかあわただしくなり、睡眠時間はどんどん減って行きます。
寝不足での事故が一番多いのはよく知ってますが、それを理由に休みを取るわけには
いかないので、とにかく無理してでも車で通う毎日。
特に朝は渋滞が多いので、すぐに眠くなります。
でも少しでも早く会社に行って仕事しないと、今度は帰りが2時、3時とおそくなるので、
路肩に止めて一休みなど、言語道断。
「仕事を辞めたい」と本気で思う毎日が続きます。


8月:ついに事故
夜中は車も人もいません。
だから仕事の帰りは眠くならないようにペースを上げて走ります。
でも、ペースを上げても眠いときは眠い。そんな時は「こびとさん」に運転してもらいます。
そんなある夜、事故は起こりました。
場所は見通しのよい直線。片側一車線で、センターラインには樹脂のポールが立ててありました。
ぼくは眠気を払うため、かなり速度を出していました(フワワkm/h以上だったと思います)
一瞬ぼくの「こびとさん」がステアリング操作をミス。その直後に大きな音が立て続けに3つ。
センターポールに接触してしまったのです。
ポールは機能・外観上問題なかったため弁償不要でしたが、バンパーは修理が必要でした。
しばらくそのままで乗ってからお盆に修理。モール交換で2940円かかってしまいました。
ちなみに作業時間は30秒。BMWは、こういった補修がやりやすい構造になってます。


この間約30秒(自分でやったので工賃タダ)

モール交換の後、気分なおしにタイヤ交換。今度はフロントです。
ミシュランMXX3の後継モデルとなる、パイロットスポーツ(235/40-17)に交換。
かなりアグレッシブなトレッドパターンを持つタイヤですが、乗り心地は大変よく、静かなタイヤです。
まだ一部サイズのみのサンプル出荷なので、リア用のサイズは来年3月発売予定とか。
(ちなみにパイロットスポーツは、まだ正式発売されていません。あしからず。)

その他のパーツ装着
・フットレスト装着
・クーラ用活性炭フィルタ装着
・スピーカケーブルを一部イソダに交換
・LSDにマイクロロン処理を実施
イソダのケーブルは効果テキメン。音がキュッと締まった感じになりました。
活性炭フィルタは・・・ちょっとエバポレータのカビ臭さが減ったような気がします。
フットレストは、とりあえずプラ製のノーマル品より格段にいいです。(ゴムのすべり止めがGOOD!)
LSDへのマイクロロンの効果は今のところ不明です。


9月:特注足キット装着&セットアップ
ぼくの担当していた本田アバンシアがようやくラインオフ。
晴れて僕は放免され、異動しました。
新しい部署、新しいプロジェクト。
2ヶ月近く休暇を取ってなかったので、これを期に今度は一泊でヨコハマ聖地巡礼を計画。
特注足キットで、リアサスの異音も解消!
なんでこんな簡単なことが、ディーラーだと半年かかっても直せないんですかねぇ。
ぼくは最初から「ショックがおかしい」と言ってたにもかかわらず、見当違いのところばかり
いじってばかりで・・・まったく。ユーザを馬鹿にするのもいい加減にして欲しいです。
はっきり言って、今回のことでぼくの行き付けのユニクラオートは全く信用できないことが
明白になったので、今後車検と純正部品の発注以外は一切頼まないことにしました。
部品交換は自分でやるか、行き付けのショップ(○ラフトさん、いつもお世話になってます!)
が一番納得がいきます。そして特別なセッティングはもちろん、えちごやさんにお願いします。
※9月22日現在、新しい足はまだ完成してないです。
・今月の修理:
燃費計動作不良原因調査、マフラーブラケット再溶接、ブレーキサーキット誤作動原因調査、
自己診断システム交換、スイッチトロニック動作不良原因調査、エアコン作動不良原因調査、
リアサス異音原因調査

・今月の取付け部品:
イリジウムプラグ→ミスファイヤが減ってスムーズに吹けあがるようになりました。

なにかと故障の多い月です・・・・

ちなみに9月29・30日の聖地巡礼2 は、初日は雨でしたが、2日目は快晴。
撮りたかった写真は8割GET。まあまあの結果でした。
その時の写真は「旅の写真集」のコーナーにあります。

10月:アル坊、はじめての車検を受ける
10月第1週、アル坊を車検に出しました。度重なるクレーム交換が逆に幸いし、
なんと税込み12万円でおつりが来てしまいました。
ちなみにこのとき交換したパーツは、ブレーキランプソケット、ステアリングASSY
(ステアリングホイールからシャフトまで全部!)でした。しかも工賃は保証期間内のためタダ。
これは助かります。
みなさんも中古でアルピナを買うときは、認定中古車にしましょう。
100万円高くても元が取れますよ。

10月18日現在、BILSTEINの特注サスキットはまだ海の向こうで製作中のようです。
早く来ないかなぁ・・・

10月29日、出張で東京モーターショウへ。所用時間4時間弱。湾岸線が渋滞してなかったら
あと20分は短縮できたかも。その日は横浜(紅葉坂)で一泊して、
オリジナル小説用の写真を撮影をしてきました。
「ヨコハマ買い出し紀行・聖地巡礼」は、横浜市内泊がぼくの定番になりつつあります。
ホントは横須賀市内のほうが便利なんですが、
中華街の夕食と夜食の月餅は譲れないんで(笑)
10月30日。三浦半島をドライブ。オリジナル小説に使うため、
朝比奈峠、YRPなどの写真を撮影。
その後10月号の扉絵に出てきた大楠山へ行ってきました。(聖地巡礼2.5参照)
ところがここがとんでもない山道で(地図見てだいたい予感はしてましたが・・・)
国産車でマフラー換えてるひとや、30mm以上車高を下げてる人は
絶対行かないほうがいいですよ〜。

ま、ぼくのアル坊は軽傷で済みましたが・・・。

これを書いてる時点でも、サスキットはまだ海の向こうみたいです・・・


11月:う〜んとくになにもないけど・・・
→改め「びるすのわんおふ」ついに上陸!!

11月から12月第1週にかけて、演奏会が3つもひしめいています。おまけに仕事が忙しいので、
家に着くと次の日になってます。そんなわけで、ここの更新もおくれがち(笑)

アル坊は、まあ、調子いいです。ジャッキアップしたあと車高が安定するまでの間だけあの
カチャカチャという異音がしないことがわかり、ますますショックの品質不良を疑っています。

→ショックを交換したらわかったんですが、なんとアッパースリーブのマウントが緩んでいた
のが原因でした(おいおい、って感じですね。これは完全にディーラの過失ですよ)
つまり、ショックが遊んでたんですね〜。よく今まで無事でいられたものです。
ぼくがタワーバー付けたのは別のボルトなんで、僕のせいじゃないのは明らか。
やっぱあのディーラー信用できんわ・・・クラック入ったロータを車検時に見逃してるし・・・

あと、自然吸気のくせに、外気温にやたら敏感ということが判明。
吸気温度と排ガス組成をロギングすればもっとはっきりわかると思いますが、
吸入空気が15℃以下だと低速トルクがちょっと上がるみたいです
(数字に出るかどうかはわかんないですよ)

寒くなってきたので、油温(エンジン・A/T・デフ)がちゃんと25℃以上になってから
全開モードに入るよう気を付けないとなぁ・・・
(水温はたいていすぐ30℃までいくので、ほとんど見てないです)

そうそう、この前「かぜ」さんの掲示板でスタッドレスの話で盛り上がってたんですが、そこで
思い出したのがぼくの行き付けのショップに、ぼくのために用意したとしか思えないスタッドレス
(しかも純正のアルミ付!)
でも家に置き場がないんですよ。だからすぐに買えない(笑)
ク○フトさん!これ読んでたらあのタイヤ他の人に売っちゃダメっすよ!!

11月14日、やっと休みが取れたのでアル坊の床の修理をやりました。
フロアに潜ったら何と!触媒の防音カバーがボコボコになってます。
さらに、防音カバーの一部が裂けて断熱材が出てます(爆)
タコ足の集合部についている保護カバーに無数のスクラッチが・・・(ひえぇぇっ!!)
とりあえずへこみやスクラッチは無視して、穴埋めとウレタンの吹き付けをやり、
メンバー部のみ覆うアンダーカバーの採寸をして終了。
しっかし大楠山対策、エンジン下部を全部覆うカバーにしないとつらいなぁ・・・。

足がやっと届いたので、11月28日に組みました!
一部始終はこちらからどうぞ。

12月12・13日は聖地巡礼3。小網代の森を守る会の道パト(観察会)に参加します。
天気がよければ、「海風通信」のcoconeさんにも会う予定です。
そのときに新しい足のインプレッションもレポートしますので、乞うご期待!


12月:「びるすのわんおふ」ロードテスト敢行!
アル坊がウチに来て、1年が経ちました。
もし車と会話できたら、まず最初に聞きたいことは、「最高ですか!?」じゃなくって(笑)
アル坊にとって、ぼくはオーナーとしてふさわしいかどうか、ですね。
この一年に交換した部品は、バルブ・タイヤ・ホイール・ワンオフのサスペンション・ステレオ・
ステアリングアッセンブリ、自己診断システムのヘッドユニットなど・・・
追加した部品は、前後タワーバー・CDチェンジャーなど・・・
見た目はほとんど変わってませんが、走りも中身もガラリとかわりました。

特に変化が大きかったのはサスペンションです。
「びるすのわんおふ」の装着によって、高速走行時の安定性は86年のアルピナB7ターボの
インプレ記事に近いフィーリングが再現され、ようやく本来の状態に戻ったと自認しています。

この足回り、装着当初は全然良くなかったんですよ、実は。
でも、毎日同じ時間、同じコーナーを同じ速度で走ってても、ちがうんです。
徐々に、ショックがなじんでいくのがはっきりとわかりました。
約10日のあいだ、変化しつづけた足回りは、ある日突然、ぼくの制御下に入りました。
それに気付いたのは12日目です。

それからは、全くいい状態が続いてます。
いわゆる「ならし」の状態だったんでしょう。それが12日目に終わったと。

12月11日、三浦半島に向け、出発。
最高速−30km/hあたりの速度でも、車の挙動は完全に制御できます。
コーナーでの吸い付き感もよく、不安はありません。
ブレーキング時の姿勢も良く、ローターの仕事をきっちりサポートしてます。
実に快適です。

あとは、クラックの入りかけているFロータを交換するだけです。
それから、サンルーフが完全に閉まりません。水が溜まってます。錆は大丈夫のようですが・・・
あと2週間で保証が切れるので、その前にディーラに持っていこうと思います。

そういえば、北米アコードのボデーECUには「Y2K対応済ステッカー」が貼ってありましたが、
ぼくのアル坊は大丈夫なんでしょうか・・・

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