バイオリン(その2)

もみじバイオリン
この楽器は、1994年度のコンサートマスター就任に合わせて特注したバイオリンです。
通称「もみじバイオリン」について
1994年に作られた楽器で、日本製です。
愛知県の作手村で楽器作りを営む 宇野 定男 さんの作品です。
この楽器を作るにあたり、色、形等を、宇野さんに無理を言って特別に作ってもらいました。
最大の特徴は楽器の色です。普通、バイオリンは出来立ての状態ではオレンジか黄色ですが、
ぼくの楽器は赤色にしてもらいました。(この色が出るまでに半年の試行錯誤がありました)
普段は写真のようなは暗い赤色ですが、ステージの照明を浴びると「ルッソ・コルサ(鮮やかな赤)」
に輝くため、ぼくを知らない人でも「赤い楽器の人」と言えば知ってる人も多いかもしれません。
ただ、最近ぼくの後輩君が、宇野さんに赤いバイオリンをやはり特注で作ってもらっているので
(この後輩君は現在中部大学管弦楽団のコンサートマスターをやってます)、
今後これらの「もみじ楽器シリーズ」はさらに多くの人の目に留まることでしょう。

ぼくの「もみじバイオリン」は、たいへん明るい響きを持つ楽器のため、ソロ演奏のときや
アマチュアオーケストラの演奏会に出演するとき使います。
あまりに音が飛ぶので、通常はこの楽器にフランス製の柔らかい弓を組み合わせますが、
人数不足のリハーサル時や、大きなホールでのソロ演奏で音量が足りない時などには、
100年バイオリンに使うドイツ弓を使うこともあります。
グラスファイバー製の弓は音が飛びすぎるので、この楽器には使いません。



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