ドアミラー再生にトライ!('07/4/10)

先日、ミクシィつながりの方から、「E36クーペの右ドアミラーを安く手に入れる方法が無いでしょうか?」
というご相談を頂き、そういえば先日行った解体業者さんのトコにドンピシャのクルマがあったなぁ・・・
というところから、久しぶりに外装部品のペイントに挑戦してみました。
*必ず準備するもの*
・耐水ペーパー#600と#1200
・クリームコンパウンド(中目と鏡面研磨用)
・段ボール箱(塗装ブースの代わり)
・サフェーサ
・アロンアルファ、またはうす付けパテ
・各種工具(ドライバーなど)
・車体色スプレーペイント各色

*あると便利なもの*
・防塵マスク
・汚れても惜しくない服
・使い捨てポリエチレン手袋

こちらが再生対象のドアミラーです。
やりがいがあるコンディションですw

ちなみに、外装部品が割れていたりすると、
いつかまた壊れますので、
たとえ見た目がボロくても、ヒビがが入ってない物なら
上手く直せます。


とりあえずバラバラにします。
車体色を塗るカバーは、下塗り含め6層になるので、
まず真っ先に着手します。
今回は、パテを使うと時間が掛かるため、
深い傷は先にアロンアルファで埋めてから、
サフ掛けと#600水研ぎの繰り返し
で面を出していきます。

写真の状態は、最後のサフ掛けを終了して乾燥待ちの状態です。

つや消し部は、最初、無塗装かと思ったんで、
白化した部分を金属クリーナーと歯ブラシでこすり落とします。
こうすることで、つや消し仕上げを維持したままキレイにできるんです。
ところがここで2つの衝撃発見!
無塗装と思った部分は、つや消し黒で塗装されてました。
あと、この部分にも深い傷が入ってました。
サフェーサで均してから、#600で面を作ります。
このままつや消し黒を塗るだけでもいいんですが、
黒は、紫外線吸収力が強い色なので、
耐久性の高いシャシーブラックを塗装してから、つや消し黒を乗せます。

当然ながら、下塗り各層の#600での水研ぎは必須です。
最後の塗装に、下地仕上げの結果が全て出てきますので。

ここも、つや消し塗装部が剥げてます。
フレームと同様の処理をします。
つや消し部の仕上げは完了しました。

カバー部は2層目まで塗り終わったところです。

このあと水研ぎして、3層目を焼付け塗装して、一晩寝かせます。

カバー部のボディ色に#600と#1200で水研ぎしてから、
クリアを一層塗ってみました。
いい感じです。
下地がイイカゲンだと、ここから何をやっても傷や歪は消えません。
さきほどのクリア層を、1200番で水研ぎしてから、
2層目のクリアを焼付け、その後乾燥を充分にさせてから
1200番→3000番→9600番バフ掛けまでを終わらせたところです。

さきほどと、つやの違いがわかるでしょうか?
工場をラインオフしてくるクルマって、どうやって「手間ヒマ掛けずに」
あのつやを出しているのかが知りたいですw
E36では、この面の映り込みも重要な要素です。
ここは直角面なんで、歪まないよう仕上げるのは難しかったです。
実際、端面のとタレが消しきれませんでした(^^;
全体の完成です。

最初の写真と比べてどうですか?

かなーり手間が掛かりましたが、
仕上がりとしては、まぁまぁ満足です。

これで、調達費用&ペイント代&送料がペイできる値段で売れるといいな〜

新品がたしか6万円。
今回、部品代含めかかった費用は約8000円。

どうですか?
ちょっと頑張ってみようか、って気になりませんか?
少々の手間を惜しまなければ、
カーショップで売ってるグッズで
このくらいの仕上げは可能ですよ〜
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