HONDA BEAT メンテナンス記録


会社の先輩が新車時から所有&維持しているBEATのメンテナンス記録です。

BEATのオーディオは旧軽規格で乗員スペースを確保するため、
DINサイズより少し小さい専用オーディオを搭載しています。
そのためカセットデッキからのアップグレードが出来ないという
問題が発生しますが、今回はそれを改善します。

汎用1DINハウジングを、既存のセンターブレースに割り込ませます。
無闇にこを切ってしまうとステアリング振動の悪化を招きますので、
DIN収納筐体とブレースはガッチリ接着します。

ベゼルをかぶせた状態。
幅の拡大は必要最小限とします。

本革貼り仕上げとしました。
下のボックスは、CDやケータイを入れても取り出しやすい程度の深さに
抑えてあります。

次は純正プレミアムオーディオのレストアです。
コイルが酸化で断線して、全く音が出ない状態になっています。

こちらはドアスピーカ。これも断線しているので交換です。
ついでなので、ドアは簡易デッドニング加工を施しました。

インパネ上部に搭載すること自体に無理がありますが、
他に置き場が無いのも事実。
15年以上紫外線を浴びてこの状態に。。。


左が新品同等品。左隅にわざとフレームカット加工を施し、
低音再生時の歪を抑えています。

こんな感じにカットしています。どの角度にカットを入れるかは、
長年の経験に基づいています。

バッフル部とキャビン部を完全分離するため、
ホットボンドでキッチリ埋め、防振も万全。

レストア終了。元通りの音がバッチリ出ます。

塗装が劣化していたドアミラーも、
退色補正したオリジナルカラーで塗装。

BEATの泣き所である、ピラー部の黒いフィルムの劣化は、
全て剥がしてシャシーブラックで塗装しました。

ワイパー下も塗装。

O2センサの交換。
特に難しい場所ではありません。

アストロプロダクトのツールでサクッと外せます。

ユニバーサルタイプのセンサなので、
既存の車両コネクタを流用します。

新たに発生する接合部を収めるスペースを勘案しながら
全体の長さを決めて製作して取り付けます。


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